超・低温度差スターリングエンジン
手のひらの温もりで回る

【手のひらのぬくもりで回るまでに進化した究極の完成形】
低温度差スターリングエンジンの開発の歴史はクロアチアのザグレフ大学のコリン教授が1983年に行ったデモンストレーションから始まりました。 パワーピストンの代わりにゴム製のダイヤフラム(薄い膜)を使用したこのモデルは、温度差100℃で力強く作動し、温度差が20℃になるまで動き続きました。この画期的なデモンストレーションにより、スターリングエンジンの持つ可能性が多くの研究者に再認識され、その後も世界各国の研究者により、さらに低い温度差で動くスターリングエンジンの研究開発が進められてきました。

この超・低温度差スターリングエンジン模型は「体温で動くスターリングエンジンが作れないか?」というNASAの難問に、ウイスコンシン大学のセンフ教授が応え、それを実現させたモデルの原理・構造を応用しています。低温度差スターリングエンジンの究極の完成形ともいえるのがこの超・低温度差スターリングエンジン模型です。


【超・低温度差スターリングエンジンの特長】
★個体差はありますが、7〜8℃の温度差があれば作動します。
★手の温もりで動かす場合は、手のひらに1分ほど置き、ベース下面がほんのり人肌の暖かさ、上面がひんやりとした金属の感触を感じたら、はずみ車を時計方向へ回してください。 ゆっくりと回り始めます。
★冷たい物の上に置くと逆回転します。 氷、冷えた缶ビールの上などに置いて、ぜひお試しください。
★コンピューター、テレビ、モニター、オーディオアンプなど身近な放熱している物の上に置くと、いつまでも回り続け、面白いインテリアオブジェとしても楽しめます。
★パワーピストン、ディスプレーサーの動きが目視でき、ゆっくりと回りますので、スターリングエンジンの原理が手に取るように理解できます。


【高性能のためのディテール】
★低温度差スターリングエンジンのピストンには気密性を保ち、かつ、フリクションロスを最小にすることが求められます。 
ガラスシリンダーとグラファイト製パワーピストンを採用しこの二律背反する条件を満たす最適な組み合わせとなっています。
★チャンバーの側面は透明アクリル製でディスプレーサーの動きも見ることができます。
また、この部分を含めてベースの上プレートと下プレートの結合には、あえて熱伝導率の低いプラスティック製のネジを使用したアンチ・ヒートブリッジ構造となっています。この構造により上下の温度差がいつまでも確保でき、長時間回り続けるととを可能としています。
★ロッド長の調整はは他の類似モデルに見られる様に安易なチューブを用いた方法をとらず、金属加工で行っておりますので、末永く本来の性能が発揮できる様妥協なく作り込まれています。
★アルミ部分は陽性酸化処理により美しく着色されています。 真鍮、ステンレスの金属素地とのコントラストも綺麗で、ディスプレーモデルとしてのクオリティーも兼ね備えています。


NASAモデルが両手サイズ(6インチ)だったのに対してこちらのモデルは片手サイズ(3.5インチ)と小型です。小さくなる分、吸熱、放熱する面積が減少しますので、より高度な生産技術が要求されます。 一般的に低温度差と言われていても20〜30℃の温度差が必要なモデルが多い中で、この超・低温度差スターリングは本当に手の温もりだけで回る、世界的にも非常に希少なスターリングエンジン模型です。

【諸元】
サイズ;ベース及びはずみ車径89mm (3.5インチ)、高さ 140mm
素材;アルミ、ステンレス、真鍮、ガラス、グラファイト、アクリル
※Made in England

追加詳細もぜひどうぞ!! → 超・低温度差スターリングエンジンに続々と届いた驚きの声とは...


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販売価格
35,200円(本体32,000円、税3,200円)
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